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岩谷観音を観る「岩谷観音」
信夫山の中腹、東側の岸壁に掘られた磨崖仏群で、
三十三観音、地蔵尊、不動尊など60余対が刻まれている。
平安時代の末期から鎌倉時代にかけて、
この地を支配していた豪族、伊賀良目氏が岩をくりぬいて造ったお堂に、
持仏の聖観音を祭った窟(いわや)観音に始まるとされ、
その後独立した観音堂が建立され現在の観音堂は慶長19年(1614)に再建されたものである。
磨崖仏は江戸時代に庶民の間に西国三十三観音を模した仏像を礼拝することが流行し、
この地にも三十三観音が刻まれたと言われています。
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